オレオレ詐欺などの被害金額が増加しているらしいですね。

おれおれ詐欺

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140206-00000046-jij-soci

警察などが一生懸命に被害に遭わないための啓蒙活動をしているようですが効果が無いんですかね。もしかすると、そういった努力や工夫がなければ、もっと増えているかもしれませんが、こればっかりは検証が出来ません。

気をつけましょうという警告すら凌駕してしまう強い力が働いているのではと思っています。

このブログでも毎度書いていますが、以前と比べて増えているか、減っているかを確認するには、before/after with/withoutを考える必要があるんですね。

こういった犯罪は、「権威」の強い力を悪用しているのでは、と、常々感じています。

先日、自動車運転免許の更新で、交通安全協会に行った時に、不思議な体験をしました。交通安全協会という、警察という権威の象徴みたい組織で、加入の必要もない交通安全協会に、ほぼ全員が加入する訳です。

こういった権威に対する無条件な服従が、オレオレ詐欺が減らない原因の一つではと、強く感じました。

知らない人が多いんですが、免許更新時に交通安全協会に加入、更新する必要はないんです。

完全に任意です。

窓口で警察関係の団体から、「交通安全協会の計測をお願いしても良いですか?」と聞かれたら、ほとんどすべての方が、「はい」と言ってしまいます。

まあ、それが「権威」の強いチカラなわけです。

権威に対する服従については、心理学の世界でも、ミルグラム実験で、しっかりと証明されています。

ミルグラム実験とは、アメリカ、イェール大学の心理学者、スタンリー・ミルグラム(Stanley Milgram)によって、1963年にアメリカの社会心理学会誌『Journal of Abnormal and Social Psychology』に投稿された、権威者の指示に従う人間の心理状況を実験したものである。

東欧地域の数百万人のユダヤ人を絶滅収容所に輸送する責任者であったアドルフ・アイヒマンは、ドイツの敗戦後、南米アルゼンチンに逃亡して「リカルド・クレメント」の偽名を名乗り、自動車工場の主任としてひっそり暮らしていた。彼を追跡するイスラエルの情報機関がクレメントが大物戦犯のアイヒマンであると断定した直接の証拠は、クレメントが妻の誕生日に花屋で彼女に贈る花束を購入したことであった。その日付は、アイヒマンの妻の誕生日と一致した。またイスラエルにおけるアイヒマン裁判の過程で描き出されたアイヒマンの人間像は人格異常者などではなく、真摯に「職務」に励む、一介の平凡で小心な公務員の姿だった。

このことから「アイヒマンはじめ多くの戦争犯罪を実行したナチス戦犯たちは、そもそも特殊な人物であったのか?  それとも、家族の誕生日に花束を贈るような平凡な愛情を持つ普通の市民であっても、一定の条件下では、誰でもあのような残虐行為を犯すものなのか?」という疑問が提起された。

この実験は、アイヒマン裁判の翌年(1961年)に、上の命題の回答を得ようとして実施されたことから、「アイヒマン実験」とも呼ばれる。

出典 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%AB%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0%E5%AE%9F%E9%A8%93

ま、権威、特に制服関係の権威は絶大なもので、とっさの判断を狂わせる、と言う人間の本能の一つを狙った犯罪が、オレオレ詐欺になわけなんです。

そこで、どういった対策が出来るのかを、考えてみます。

Skitch

参考文献 影響力の武器 第二版 362ページ

基本的には、権威を持っている方が近づいてきた時には、それが正当な権威であるのかを日頃から確認する癖をつけることにつきると思います。

・警察官等のLaw Enforcement Officerが近づいてきたら、身分証明書と目的を確認する。

・電話がかかってきた場合は、電話番号を確認して、折り返し連絡をする。自分からは名乗らない。

・その際は自動でサーバーにアップロードされるようにしたレコーダーでやりとりを録音・録画する。
→ これが便利です。

・強い権力をバックに条件反射的に加入を促す交通安全協会などから加入を促されても、任意か強制か、どんなメリットがあるかをまず確認することが重要ではと考えます。