醤油の原料の大豆には遺伝子組換えの表示はいりませんが、「国産」または外国産の大豆でもメーカーが自主的に「遺伝子組換えでない」と記載した醤油を選ぶよいです。
日本国内では遺伝子組換えの大豆は商業的に栽培されていません。
福島の原発が爆発してそろそろ3年半です。
2011年は食品中の放射性物質が食品の有害物質のなかで最も気にかけてました。
食品添加物、農薬、遺伝子組換え、などのリスクについては、ある程度知識もあるし、避ける方法もありました。
放射性物質については、まず、事故直後には計測するモニタリング体制が構築されていなかったので、まずは、避けることしか手だてがありませんでした。
2012年に入り、市民測定所等が立ち上がり、汚染状況が徐々に明らかになりました。
「事故直後のヨウ素131や他の短期で消滅する放射性物質についてはわからないけど、セシウムやストロンチウムに関しては、最悪の事態は免れて、1960年代の汚染に比較して軽度だった。」というのが僕の考えです。
市民測定所の計測機器では、福島産の食品も含めて殆ど不検出,検出されたとしても微量だというのが現実です。(海水魚、淡水魚、キノコ類等の例外はありますが。)
僕自身は、セシウムの汚染よりも、「食品添加物、農薬、遺伝子組換え、などのリスク」に興味の対象が移っています。
中でも遺伝子組み換え食品の浸透は驚きです。
サラダ油、お菓子の果糖ぶどう糖液糖などは、高い確率で(=ほぼ100%)遺伝子組換え原材料が使われています。
なたね油、キャノラー油等のサラダオイル → 遺伝子組換え「なたね」が使われています。
アイスやお菓子 → 異性化液糖と呼ばれる果糖ぶどう糖液糖の原料に、遺伝子組換えトウモロコシが使われています。
詳しくはこちらを
→ 遺伝子組替え原料使用でも表示が不要な食品があるのを知ってますか?
注意しなくていけないことは2つあります。
遺伝子組み替えに関する表示は「遺伝子組換え使用」とかは書いていません。
遺伝子組換えでない → 遺伝子組換えの原材料を使っていない(最大5%混入の可能性)
遺伝子組換え不分別 → 遺伝子組換えの原材料(ほぼ確実)遺伝子組換え原材料を使用していても表示不要の食品があります。
特に注意が必要なのは、醤油の大豆、液糖(=異性化液糖と呼ばれる果糖ぶどう糖液糖等)のトウモロコシ、なたね油(=サラダオイル)のなたねです。
醤油の大豆、大豆油の大豆、コーンフレークのトウモロコシ、水飴のトウモロコシ、液糖のトウモロコシ、デキストリンのトウモロコシ、コーン油のトウモロコシ、なたね油のなたね、綿実油の綿実、砂糖のてん菜には、遺伝子組換えに関する表示組はありません。
(出典 消費者庁 http://www.caa.go.jp/foods/pdf/syokuhin244.pdf )
例えば,この醤油に使われている果糖ブドウ糖溶液は液糖に該当し遺伝子組換えの表示義務はありませんが、トウモロコシが原料である場合にはほぼ確実に遺伝子組換えトウモロコシが使われています。
醤油に関して言えば,大豆には遺伝子組換え表示義務が無いので,外国産の大豆を使用(=国産表示がない)している醤油はかなりの高い確率で遺伝子組換え大豆を使用しています。
放射線以外にも気をつける食品はたくさんありますね!