産地を確認し、信頼できるメーカーの食品を食べるのが安全な食品を探す方法だということは、2011年5月以来一貫した僕の主張です。

海外産の食材は多くの場合セシウムフリーなのですが、ほかのリスクを考える必要があります。

例えば、収穫後の農産物に農薬を散布するポストハーベストなどがあります。

ポストハーベスト農薬とは

収穫後の農産物に使用する殺菌剤、防かび剤などをポストハーベスト農薬と言います。

日本では、ポストハーベスト農薬に類するものとして、防カビ剤(オルトフェニルフェノール、ビフェニル、チアベンダゾール等)、防虫剤(ピペロニルブトキシド)が食品添加物として認められ、法令上は「農薬」として扱われません。

小麦に直接農薬を投入してる

例えば、外国産の小麦には収穫後に殺菌剤や防カビ材がポストハーベスト農薬として使用さることがあります。

ちなみに日本では収穫後の農産物に農薬を使用することは禁止されています。

この動画が信頼できるものかはわかりませんが、外国産の小麦にフェニトロチオン(殺虫剤)をポストハーベストとして使用した実例です。

僕が専門家に確認したときには、「小麦に使われるポストハーベストはガスタイプがメインで、こういった混入的な使用は今でもあるのかな?」と聞きましたが、実際のところはわかりません。

日本でのポストハーベストの規制

日本ではポストハーベストは禁止されています。

外国産の小麦に外国にて使われるポストハーベスト農薬は食品添加物として扱われ、残留濃度が規定されます。

つまり、外国にて小麦に収穫後にポストハーベスト農薬として使用されても残留濃度の基準を満たせば使用できるということです。

厚生労働省 ポストハーベストの規制はどうなっている?

よくある質問|厚生労働省

ポストハーベストの安全性

農薬を販売する側の業界団体が説明するポストハーベストの安全性

収穫された農産物の輸送や貯蔵中における病害虫による被害防止のために、収穫後に農薬を使用することがあります。

このような農薬をポストハーベスト農薬と呼びます。収穫後に農薬を処理すると残留量は当然多くなるのですが、この場合でも食物や農産物の農薬残留量には基準値が設定してあり、健康に影響がでないように管理されています。

農薬工業会

出典 農薬工業会 http://www.jcpa.or.jp/qa/a2_07.html

ポストハーベストの危険性

安全性を訴える農薬工業会とは、基本的な考えが違います。

「でも、きちんと使用が認められた薬を使っているから大丈夫なんじゃないの?」そんなふうに思う人も多いのではないでしょうか。でも、待ってください。あなたは次のような事実を知っていますか?

・ポストハーベスト農薬は通常畑で使われる農薬の100〜数百倍濃い濃度で使われている。

・農薬は表面に付着するだけではなく、皮の中にまで浸透する危険性がある。(洗い落としきれない)

・使われる農薬の中には、発がん性や催奇形性が疑われる薬剤も存在する。

ポストハーベスト 農業の知識→ 農薬の知識 ポストハーベスト

まとめ

放射線ばかり気にする余り、他の食品のリスクを忘れてしまう方が多いように思えます。

2011年の段階では、知見を有する一部の方々を除き、食品の放射能汚染は全くレベルさえわからない脅威でした。僕自身も原発事故以前は忌み嫌っていた中国製の食品やアメリカの野菜なども選択していました。

2014年時点では、市販の農産物の放射線については、自分でリスクを評価できるレベルの情報があると思っています。

ポストハーベストに関する知見を僕は持ち合わせていませんが、安全サイド・危険サイド、双方の情報を引用してみました。

ポストハーベストにこだわると、放射線を気にしてる方の選択肢は、生産量や価格などのバランスを考えると、北海道産の小麦が一番安心できるのかな。