原発事故前もセシウムゼロベクレルは不可能

世の中には知らなければ知らないですむことがあります。

2011年03月福島の原発が爆発して、放射性物質が大気中にながれ、関東・東北を中心に汚染されました。

この事実がなければ、食品中の放射性物質なんか、殆どの方が関心がないはずです。

恐ろしい事実なのですが、セシウム137やストロンチウム90に関しては、1960年代(おおむね昭和30年後半40年前半)に食卓に出回っていた食品の方が汚染されています。

これを言うと、過去の汚染と今回の汚染は別物だとか反論される方がいますが、事実は事実として記事にまとめます。

当然ですが、放射性物質が安全だとか、このくらいの事故は平気だとか言うつもりはありません。

1962年(昭和37年)には5日に2回核実験をやってました

1945年の実験開始以来1963年まで信じられないほど多くの核実験をしています。特に、1962年は最も回数が多く約140回、5日に2回は核実験をやってたみたいです。

核実験 Wikipedia
(出典 wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%B8%E5%AE%9F%E9%A8%93 )

1963年の汚染がピークに近く、セシウム137やストロンチウム90に関しては、福島の原発事故の比ではありません。

一例ですが、1963(昭和38年)北海道・東北地区の粉乳のセシウム137が346.69bq/kg、ストロンチウム90が20.572bq/kgというデータがあります。

今50代の方々が口にした乳製品です。

参考記事 1962年は5日に2回は核実験をやっていました。過去のストロンチウムやセシウムの汚染度(ベクレル)がわかるHPと使い方

1963年(昭和38年)日常食に含まれる放射能濃度

環境放射線データベースにて、過去の日常食に含まれる放射能を公開しています。「1963年(昭和38年)・関東地方・セシウム137」で検索した結果では、最高で4.4104Bq/人日、最低で0.8177Bq/人日となっています。

環境放射線データベース

→ 1963年(昭和38年)・関東地方・セシウム137」で検索した結果

日常食の中のセシウム137濃度の推移

有名な表ですが、1974年度~2002年度までの日常食中のセシウム137の経年変化です。

チェルノブイリ事故前までは、年々減少傾向を示し、事故後セシウム137については1987年をピークに一時的に増加し、2002年では1970年代の1/4程度のレベルに戻っている。

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http://www.rist.or.jp/atomica/data/pict/09/09010405/07.gif

2010年度の食品の放射能測定結果

47都道府県の各衛生研究所等が採取し、日本分析センターが分析を行った主要な食品の測定結果(平均値)は、以下の通りです。
 
精米
 90Sr : 0.0052Bq/kg生
 137Cs : 0.0045Bq/kg生

牛乳(原乳)
 90Sr : 0.016Bq/L
 137Cs : 0.0082Bq/L

出典 http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_No=09-01-04-05

新潟県が実施する日常食に含まれる放射能濃度

2014年1月採取分では0.025Bq/人日となっています。

新潟県 日常食に含まれる放射能検査の結果 平成26年1月調査分

出典 新潟県 http://www.pref.niigata.lg.jp/housyanoutaisaku/1356780186594.html

まとめ

まとまりはないですが、手元にある資料で「原発事故前でもセシウムがゼロベクレルは不可能」だと言うことが理解できる資料をまとめてみました。

セシウム137の食品汚染は現在にくらべて1960年代の方が酷かったのは事実です。(今回は触れていませんが、ストロンチウム90も同様に1960年代の汚染の方が酷いです。)

参考記事
→ 市民測定所が「今はひたすら無意味な測定をしてる」と言われています。本当にそうなのでしょうか。